FXのためのダウ理論(5) トレンドは出来高でも確認されなければならない

ダウ理論の5つ目。

トレンドは出来高でも確認されなければならない

上昇トレンド発生時には、多くのトレーダーが買ってくるので、出来高の増加を伴う。そしてトレンドが終盤になると、レートが下げてくる前に出来高は下がってくる。上昇トレンドが発生している様に見えても、出来高の上昇を伴っていなければ、高値掴みになる可能性が高いということだ。

しかし、FXでは出来高は分からない。それでも敢えてFXに当てはめようとするなら、擬似的にオシレーターを使うという手がある。オシレーターは、相場が加熱して冷めていく様子を表現しているからだ。

ただし、ちゃんと計算式を見れば分かるが、オシレーターは、あくまでも終値を加工したものだ。もともとの値動きこそが、より完全な情報なのだ。オシレーターは、それを簡素化したものに過ぎない。

したがって、そもそもFXでは出来高が分からないのだから、無理して当てはめる必要もない。オシレーターで代用するにしても、補助と考えるべきだ。それでも、補助と分かった上で使用するのであれば、便利な局面がある。それについては、そのうち別の記事で説明する。

補足すると、顧客が保有しているポジション量を集計して公開している(オープンポジション)ブローカーもある。そのデータを利用してもいいかもしれない。問題は、特定のブローカーに限定した偏った情報になってしまうということだ。また、現在のものしか公開されないため、時系列での変化を把握するのは難易度が高い。