FXのためのダウ理論実践編(3) リターンムーブ

FXで負けないためには、逆行しないところでエントリーする必要がある。

チャート上にはしばしば、リターンムーブと言う現象が見られるが、それが起きているところが有力な候補の一つだ。

具体例で見ていこう。

チャートを分析して逆行しないところを見つける

こちらは、ポンドドルの4時間足だ。

リターンムーブH4

大きく下落する前に、一旦あるラインでレートが反発しているのが分かる。この、レートを下から支えるラインのことをサポートと言う。

そして、結局サポートを割った後、今度は下からそのラインを試すが、また反発している。この、レートを上から押さえるラインのことをレジスタンスと言う。

サポートとして機能していたラインが、一旦抜けてしまうと、レジスタンスとして機能してくることがある。逆も同様だ。

このような、サポートとレジスタンスの役割が入れ替わる(ロールリバーサル)現象のことをリターンムーブと言う。

重要なのは、リターンムーブが起きると、もう逆行しないことが確定する可能性が高いということだ。したがって、リターンムーブの後は、絶好のエントリーチャンスになることが多い

ダウ理論による分析後に、エントリーできる根拠を付け加えるやり方

上のチャートでは、2つ目のサポートを割った時点で、4時間足の下降トレンドが確定している。

FXのためのダウ理論(6) トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する

を思い出せば、この後しばらく下げ続ける可能性が高いと判断できる。

トレンドの定義については、

FXのためのダウ理論(2) 相場には3種類のトレンドがある

を参照。

1時間足も見てみよう。上のチャートの矢印の範囲を拡大したものになっている。

リターンムーブH1

はっきりとリターンムーブが起きているのが分かるだろう。そして、上位足(4時間足)でも認識できるということは、1時間足では強力に効いてくるということだ。それが、ここで自信を持ってエントリーしていい根拠となる。実際、この後ポンドドルは大きく下落していく。

もし、エントリーチャンスっぽいけど少し微妙(高値切り下げのサイズが小さすぎる、など)というときは、リターンムーブを待ってエントリーするのがおすすめだ。ただし、待っているとチャンスを逃すこともあるので、状況によってリスクの度合いを判断し、リスクが高い時の手段として持っておくのがいい。

リターンムーブが起きる理由については、いずれ別の記事(または追記)で説明しようかと思う。なお、リターンムーブはトレンドラインなどに対して斜めに起きることもあるが、それもまたいずれ。